ホームページを作ったけれど、お客様から問い合わせが少なく悩まれている事業者様は多いです。
そもそも、ホームページは持つことが最終地点ではなくスタート。
せっかく作ったホームページですからしっかり活かして、事業者様の商品・会社・事業者様自身に興味持ってもらいましょう。
お客様に問い合わせをさせるライティング
難しい言葉を使うと肩に力が入ってしまうので、わかりやすく説明しますね。
コンバージョンライティングとは簡単にいうと「問い合わせ率を上げる書き方」です。
この書き方はサイト上の文章だけでなく、フリーペーパーやチラシなどの紙媒体でも使われていることが多いので気が付いていないだけで目にしていることが多いです。
新着情報のような書き方ではなく、仕組みを作って書いていく文章です。
このコンバージョンライティングの書き方ができると、事業PRがしやすくなるだけでなくPR内容に興味を持ったお客様の気持ちに行動(問い合わせ)させることができます。
コンバージョンライティングに必要な仕組みをつくろう
先ほどお伝えしたように、コンバージョンライティングは少し仕組みを取り入れた書き方をします。
取り入れる仕組みは主に3つ。この3つをよく考えて問い合わせ率をあげる文章を書いてみましょう!
1 どんな人へ伝えたい??(ペルソナ設定)
まず、必要なことは「ペルソナ」をつくることです。
ペルソナは、想像した人物像や実際にいる身近な人、もしくは事業者様自身でも構いません。
・性別(男性?女性?男の子?女の子?)
・年齢(乳幼児・10代・20代・30代・40代など)
・住んでいる場所
・家族
・どんなことに悩んでいるか
など、想像した人物について細かく書き出してみてください。
特に重要なのは「どんなことに悩んでいるか」です。この求められていることについて事業者様ならどんなことができるのかを考えるのです。
大切なことは、ペルソナは1人だけにするということ。
どうしてもいろいろな人物像をつくってしまいがちですが、コンバージョンライティングに慣れないうちはたった1人だけにしましょう。
この悩める1人を手助けする気持ちで向き合うを書きやすくなります。
2 完結型タイトルを考える
コンバージョンライティングのタイトルは、そのあとの問い合わせ率が上がるか下がるかが決まってしまうほど重要な部分です。言わば「その内容の顔」といっても過言ではないでしょう。
タイトルつけに重要なことは完結型で考えるということです。
それを見ただけで何を言いたい内容なのかがわかってしまうものが完結型のタイトル作成です。
例えば、「○○店限定販売!!▲▲」という感じです。これは、▲▲という商品が○○店で限定して販売されることを伝えています。
これによって、▲▲という商品が欲しいと思っているお客様に内容把握時間をかけさせず、且つわかりやすい状態で伝えることができます。
このタイトルは煽り系や諭す系などいろいろあり、個性が出る部分かもしれません。
また、このタイトルに関してもうひとつお伝えすると、お客様が事業者様をみつけるための重要部分でもあります。一般的に事業者様の事を知らない方が事業者様をみつけたきっかけは検索です。それも、社名ではなくキーワードで検索してたまたま見つかった情報で知ったというのが一般的です。
ペルソナならどんなキーワードで検索するかを考えてキーワードを決めてみましょう。
キーワードを2つ程度決めたら上手に組み合わせてタイトルにしましょう。
3 結論から書く文章
コンバージョンライティングは結論から書くことによって、何のことを言いたい内容なのかがわかるだけでなくサイト滞在時間を延ばすことができます。
結論から書いている文章で参考になるのが、新聞です。新聞は冒頭に「○○(いつ)に▲▲(どこで)■■(内容)があった」から始まることが多いです。問い合わせ率をあげるコンバージョンライティングでは、まずお客様に「自分に言ってる??」と指を止めさせるところから始まります。
さらに、行動(問い合わせ)をしないといけないという気持ちにさせるストーリーを考え、お客様自身に連想させることが必要になります。
例えば、ペルソナを「車のメンテナンスは必要と感じているけれど、なかなかその気になれない女性」と設定します。このようなペルソナの場合は、メンテナンスが自分にとって必要なんだと気づかせることが重要です。メンテナンスをしていないことで起きる事態をプロの目線で伝えることによりその気にさせることができます。
そして、「弊社ならこんなことできます!」とPRすることによってペルソナの人物像に当てはまったお客様が問い合わせをしてくるのです。
うまく書こうとするより丁寧に書くことを意識
問い合わせ率をあげる文章作成は、うまいことやかっこいいことを狙って書いてみたくなりますが、一番は丁寧に書くこと。
「てにをは」を正しくいれ、1つの文章を長くしないことです。
また、リズミカルになるように抑揚をつけることも大切です。
丁寧に文章を書いて問い合わせ率を増やしましょう!